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特集 主治医として診る高血圧診療 血液,尿検査はどれくらいの頻度で何を診るべきか
薬物治療患者—利尿薬,RAS阻害薬,Ca拮抗薬投与患者
著者: 有馬秀二1
所属機関: 1近畿大学医学部腎臓内科
ページ範囲:P.1745 - P.1747
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●利尿薬は電解質・糖脂質代謝へ悪影響を及ぼすため,投与開始早期と定期的な血液検査を行う.
●利尿薬投与後に顕著な低K血症が認められる場合には,原発性アルドステロン症の可能性も考える.
●低K血症などの電解質異常の原因検索では,尿中電解質や動脈血液ガス分析が重要である.
●RAS阻害薬投与患者では特に腎機能障害と高K血症の発現に注意し,投与開始早期と定期的な血液検査を行う.
●降圧薬内服中の血液・尿検査所見では,降圧薬の影響を考慮する.
●利尿薬は電解質・糖脂質代謝へ悪影響を及ぼすため,投与開始早期と定期的な血液検査を行う.
●利尿薬投与後に顕著な低K血症が認められる場合には,原発性アルドステロン症の可能性も考える.
●低K血症などの電解質異常の原因検索では,尿中電解質や動脈血液ガス分析が重要である.
●RAS阻害薬投与患者では特に腎機能障害と高K血症の発現に注意し,投与開始早期と定期的な血液検査を行う.
●降圧薬内服中の血液・尿検査所見では,降圧薬の影響を考慮する.
参考文献
1)血圧管理:成人,日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,pp 61-70,東京医学社,2012
2)伊藤貞嘉:二次性高血圧─原発性アルドステロン症,pp 25-34,メディカルレビュー社,2003
3)内分泌性高血圧,日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2014,pp 120-124,ライフサイエンス出版,2014
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