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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻11号

2016年10月発行

文献概要

特集 主治医として診る高血圧診療 臓器障害の評価

脳血管障害の評価

著者: 松村潔1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学

ページ範囲:P.1768 - P.1770

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ポイント
●高血圧による臓器障害としての脳病変の画像評価は,一律に実施すべきものではないが,特に高齢者では機会があれば実施しておきたい.
●画像診断としては,CT,MRI,MRアンギオグラフィー(MRA),頸部血管エコーが有用であるが,目的により使い分ける必要がある.
●頭蓋外頸動脈の評価には頸部エコー検査が,頭蓋内病変の精査にはMRI,MRA検査による情報が多い.

参考文献

1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2014,ライフサイエンス出版,2014
2)日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会(編):脳卒中治療ガイドライン2015,協和企画,2015
3)Inaba Y, et al:Carotid plaque, compared with carotid intima-media thickness, more accurately predicts coronary artery disease events;A meta-analysis. Atherosclerosis 220:128-133, 2012
and risk of coronary disease, stroke, and mortality;Collaborative analysis of 32 prospective studies. Lancet 375:1536-1544, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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