文献詳細
特集 主治医として診る高血圧診療
臓器障害の評価
関連トピックス 原発性アルドステロン症と遺伝子修飾—DNAメチル化によるアルドステロン合成酵素遺伝子の転写調節
著者: 出村昌史1
所属機関: 1金沢大学医薬保健研究域医学系環境生体分子応答学
ページ範囲:P.1778 - P.1778
文献概要
アルドステロン産生腫瘍(APA)では,これらCpGが低メチル化状態(非メチル化状態である細胞が多い)であり,遺伝子発現が高い傾向にあった(図1).Ad1やAd5の5mCにより,前述の刺激性転写因子とプロモーターの結合が抑制され,さらに5mCと特異的に結合する抑制性蛋白MECP2(methyl CpG binding protein 2)とプロモーターの結合が促進された.また,人工的にメチル化した
参考文献
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