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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻12号

2016年11月発行

文献概要

特集 どうする? メンタルな問題—精神症状に対して内科医ができること 診察場面での行動や会話からメンタルな問題を考えた時

幻覚や妄想があるようにみえる

著者: 天保英明1 板井貴宏1

所属機関: 1ハートフル川崎病院精神科

ページ範囲:P.1912 - P.1915

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ポイント
●幻覚とは,実際に存在しない対象を存在するかのように知覚するものである.
●妄想とは,病的に作られた,誤った訂正不能な確信である.
●幻覚や妄想の原因として身体疾患も少なくないので,注意が必要である.
●精神科医にコンサルトするにあたっては,身体的な精査を事前に行っておく.

参考文献

1)菅原圭吾:妄想.稲田 健:幻聴.飯森眞喜雄,他(編):神経・精神疾患診療マニュアル,pp 124-127,日本医師会,2013
2)井上令一,四宮滋子(監訳):カプラン臨床精神医学テキスト─DSM-Ⅳ-TR診断基準の臨床への展開(第2版),pp 246-263,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2004
3)日野原経,加藤 敏:誰もいないのに声が聞こえるという(主に幻覚,幻覚妄想状態)および誰かに殺されるとおびえる(主に妄想,幻覚妄想).堀川直史,他(編):これだけは知っておきたい精神科の診かた,考え方,pp 38-41,羊土社,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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