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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻12号

2016年11月発行

文献概要

特集 どうする? メンタルな問題—精神症状に対して内科医ができること 診察場面での行動や会話からメンタルな問題を考えた時

うつ状態のようにみえる,ゆううつ感を訴える

著者: 稲本淳子1

所属機関: 1昭和大学横浜市北部病院メンタルケアセンター

ページ範囲:P.1916 - P.1920

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ポイント
●本人および家族から,症状・経過・病歴・生活歴・既往歴・家族歴の詳細を丹念に聴取することが必要である.
●診断に当たっては,精神疾患だけでなく身体疾患や投与されている薬剤によってもうつ状態を呈することがあるため,鑑別診断が重要である.
●内科医は自身で治療をするケースと,早急に精神科医に紹介するケースを選別することが大切である.
●うつ病と診断した場合,患者や家族にうつ病の特性や経過,治療法をきちんと説明し,患者と医師が共同作業で進めていく.

参考文献

1)尾崎紀夫:プライマリケア医と精神科医の連携.日本医学会(編):うつ病─第129回日本医学会シンポジウム記録集,pp 61-65, 2005 http://jams.med.or.jp/symposium/129.html
2)融 道男,岩脇 淳(監訳):カプラン臨床精神医学ハンドブック-DSM-Ⅳ-TR診断基準による診療の手引(第2版),p 132,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2003
3)宮岡 等:内科医のための精神症状の見方と対応,p 35,医学書院,1995
4)三木 治:プライマリ・ケアにおけるうつ病の実態と治療.心身医42:585-591, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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