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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻12号

2016年11月発行

文献概要

特集 どうする? メンタルな問題—精神症状に対して内科医ができること 精神症状に対応するための知識・考え方

精神科治療薬の依存と副作用

著者: 仙波純一1

所属機関: 1さいたま市立病院精神科

ページ範囲:P.1989 - P.1991

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ポイント
●精神科治療薬のなかで依存性をもつものは抗不安薬と睡眠薬である.
●抗不安薬,睡眠薬,抗うつ薬を突然に中止すると離脱症状や中止後症候群が出現することがあるので,これらの薬物の中止の際は,ごく緩徐な減量が必要である.
●離脱症状は患者のもともとの症状の増悪と区別しづらく,鑑別に注意が必要である.
●安易な薬物の開始や増量,多剤併用などは,中止を困難にさせる大きな要因である.

参考文献

1)戸田克広:ベンゾジアゼピンと処方薬依存を巡る問題─ベンゾジアゼピンによる副作用と常用量依存.臨精薬理16:867-878, 2013
2)井上 猛:不安障害の薬物治療の最前線.日薬理誌125:297-300, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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