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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻12号

2016年11月発行

文献概要

特集 どうする? メンタルな問題—精神症状に対して内科医ができること 精神症状に対応するための知識・考え方

副作用として精神症状を認める身体疾患治療薬

著者: 坪井貴嗣1

所属機関: 1杏林大学医学部精神神経科学

ページ範囲:P.1992 - P.1995

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ポイント
●精神症状出現の際には,身体疾患治療薬の副作用も鑑別に挙げることが重要である.
●治療方針の原則は原因薬剤の減量・中止だが,原疾患の治療が優先される場合は精神科に診療依頼すべきである.
●精神症状を呈する代表的な薬剤として,ステロイド,バレニクリン,インターフェロンαなどが挙げられる.

参考文献

1)Lewis DA, Smith RE:Steroid-induced psychiatric syndromes. A report of 14 cases and a review of the literature. J Affect Disord 5:319-332, 1983
2)浦部晶夫,他(編):今日の治療薬2016─解説と便覧,南江堂,2016
3)Gunnell D, et al:Varenicline and suicidal behaviour;A cohort study based on data from the General Practice Research Database. BMJ 339:b3805, 2009
4)大坪天平:治療薬による気分障害─インターフェロンを中心として.臨床精神医学42:1019-1026, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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