文献詳細
特集 どうする? メンタルな問題—精神症状に対して内科医ができること
精神症状に対応するための知識・考え方
文献概要
ポイント
●「身体症状に精神的問題が関与する」という病態は,従来「心身症」と呼ばれてきた.
●「病気」や「症状」に対する「考え方」や「感じ方」は,患者個々によって,まちまちである.
●診断については,まず感覚の評価に注意し,身体所見がどの程度主訴を説明しうるかを測る.
●告知については,身体症状を否定しない,曖昧な診断名を安易に言わないといったことなどが重要である.
●身体的な問題に対し,特に侵襲的な処置をする場合には,他の身体的・精神的な可能性に言及する.
●「身体症状に精神的問題が関与する」という病態は,従来「心身症」と呼ばれてきた.
●「病気」や「症状」に対する「考え方」や「感じ方」は,患者個々によって,まちまちである.
●診断については,まず感覚の評価に注意し,身体所見がどの程度主訴を説明しうるかを測る.
●告知については,身体症状を否定しない,曖昧な診断名を安易に言わないといったことなどが重要である.
●身体的な問題に対し,特に侵襲的な処置をする場合には,他の身体的・精神的な可能性に言及する.
参考文献
1)日本心身医学会教育研修委員会(編):心身医学の新しい診療指針.心身医学31:537-576, 1991
2)Selye H:Forty years of stress research;Principal remaining problems and misconceptions. Can Med Assoc J 115:53-56, 1976
3)Engel GL:The need for a new medical model;A challenge for biomedicine. Science 196:129-136, 1977
掲載誌情報