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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻12号

2016年11月発行

文献概要

特集 どうする? メンタルな問題—精神症状に対して内科医ができること 精神症状に対応するための知識・考え方

身体と精神の境界領域病名の診断と告知に関連する問題

著者: 宮地英雄1

所属機関: 1北里大学医学部精神科学

ページ範囲:P.2002 - P.2005

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ポイント
●「身体症状に精神的問題が関与する」という病態は,従来「心身症」と呼ばれてきた.
●「病気」や「症状」に対する「考え方」や「感じ方」は,患者個々によって,まちまちである.
●診断については,まず感覚の評価に注意し,身体所見がどの程度主訴を説明しうるかを測る.
●告知については,身体症状を否定しない,曖昧な診断名を安易に言わないといったことなどが重要である.
●身体的な問題に対し,特に侵襲的な処置をする場合には,他の身体的・精神的な可能性に言及する.

参考文献

1)日本心身医学会教育研修委員会(編):心身医学の新しい診療指針.心身医学31:537-576, 1991
2)Selye H:Forty years of stress research;Principal remaining problems and misconceptions. Can Med Assoc J 115:53-56, 1976
3)Engel GL:The need for a new medical model;A challenge for biomedicine. Science 196:129-136, 1977

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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