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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻13号

2016年12月発行

文献概要

連載 Webで読影! 画像診断トレーニング・9

CTで判明する不明熱の原因

著者: 石田尚利12

所属機関: 1三楽病院 放射線科 2東京大学医学部 放射線医学

ページ範囲:P.2065 - P.2066

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次の3症例について,どのような病態が推定できますか? また,診断は何でしょうか?
症例1 60代女性.3週間前より易疲労感があり,夜間に38℃台の発熱を認めていた.仰臥位で腹部の張りを感じ,近医を受診.触診にて腹部正中に腫瘤が疑われた.炎症反応は陰性.精査のため,腹部CTを施行.
症例2 70代女性.1カ月前より37℃台の発熱を認めた.抗菌薬などが処方されるも改善なく,頭痛や体重減少も出現した.WBC 9,000/μL,CRP 5.16mg/dL.血液培養は陰性,心エコーで異常なし.腹部CTを施行(胸部CTは異常なし).
症例3 50代男性.数カ月前より腰背部痛を認めていたが,市販の消炎鎮痛薬を服用し通院は拒んでいた.発熱も認められ,しばしば38℃以上となるため家族に連れられて受診.WBC 5,100/μL,CRP 6.57mg/dL.腹部CTを施行.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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