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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻13号

2016年12月発行

特集 内分泌疾患を診きわめる

座談会

内分泌疾患診療のコツ

著者: 田上哲也12 菅原明3 方波見卓行4 廣嶋佳歩1

所属機関: 1京都医療センター内分泌・代謝内科 2京都医療センター健診センター 3東北大学大学院医学系研究科分子内分泌学分野 4聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院代謝・内分泌内科

ページ範囲:P.2072 - P.2080

文献概要

内分泌疾患は難しいか?
田上 内分泌を専門としない方にとって,「内分泌疾患は何やら難しい学問」という,漠然とした忌避感があるかもしれません.例えば消化器内科なら「お腹が痛い」と言われて受診されたら,「それでは胃カメラをしましょう」「腹部エコーをしましょう」という流れから目で見える結果が得られます.
 しかし,内分泌内科にかかる患者さんの症状は,「何となく体が重い」「だるい」と,どの臓器・組織が悪いのかがわかりにくい.自律神経かホルモンかを考えて測ったホルモン値が,これまた「異常なのか,正常範囲なのか」もわかりにくい.こういうところが難しいと思われる原因かもしれません.
 本日は代表的な内分泌臓器である下垂体と副腎について,専門家からご意見を伺いたいと思います.さて,内分泌疾患は難しいでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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