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特集 内分泌疾患を診きわめる 下垂体疾患 ホルモン過剰症 【下垂体前葉機能亢進症】
先端巨大症
著者: 髙橋裕1
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科糖尿病内分泌内科学
ページ範囲:P.2091 - P.2094
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●先端巨大症は,GH産生下垂体腺腫によって引き起こされるGHとIGF-Ⅰの過剰により,特徴的な顔貌や身体所見および合併症,予後の悪化をきたす疾患である.
●特徴的な顔貌を見逃さず疑えば,診断は比較的容易である.
●高血圧,糖尿病,発汗過多,月経異常,睡眠時無呼吸症候群,咬合不全などの複数の症状があるときには積極的に疑う.
●治療には,経蝶形骨洞的下垂体腫瘍摘出術,薬物療法,放射線療法がある.
●先端巨大症は,GH産生下垂体腺腫によって引き起こされるGHとIGF-Ⅰの過剰により,特徴的な顔貌や身体所見および合併症,予後の悪化をきたす疾患である.
●特徴的な顔貌を見逃さず疑えば,診断は比較的容易である.
●高血圧,糖尿病,発汗過多,月経異常,睡眠時無呼吸症候群,咬合不全などの複数の症状があるときには積極的に疑う.
●治療には,経蝶形骨洞的下垂体腫瘍摘出術,薬物療法,放射線療法がある.
参考文献
1)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等克服研究事業 間脳下垂体機能障害における診療ガイドライン作成に関する研究班:先端巨大症 http://rhhd.info/about/acromegaly
2)Melmed S:Medical progress;Acromegaly. N Engl J Med 355:2558-2573, 2006
3)厚生労働科学研究費 補助金難治性疾患等克服研究事業 間脳下垂体機能障害における診療ガイドライン作成に関する研究班:先端巨大症および下垂体性巨人症診断と治療の手引き(平成26年度改訂)
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