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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻13号

2016年12月発行

文献概要

特集 内分泌疾患を診きわめる 下垂体疾患 ホルモン欠乏症 【下垂体前葉機能低下症】

下垂体ホルモン単独欠損症

著者: 江口真美1 長谷川奉延2

所属機関: 1産業医科大学病院小児科 2慶應義塾大学病院小児科

ページ範囲:P.2111 - P.2116

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ポイント
●GH単独欠損症は小児期に低身長をきたすのみならず,成人期に心血管系疾患のリスクも増大させる.
●ゴナドトロピン単独欠損症の治療の目的は,二次性徴の発現・成熟と妊孕性の獲得である.しかし,治療法は確立されていない.
●すべての下垂体ホルモン単独欠損症の治療原則は生涯にわたるホルモン補充である.

参考文献

1)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服事業 間脳下垂体機能障害に関する調査研究班:成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断と治療の手引き(平成24年度改訂),2013 http://square.umin.ac.jp/kasuitai/doctor/guidance/ghd_lowheight.pdf(2016年10月閲覧)
1)Alatzoglou KS, et al:Isolated growth hormone deficiency(GHD)in childhood and adolescence;Recent advances. Endocr Rev 35:376-432, 2014
2)Giovannini L, et al:Impact of adult growth hormone deficiency on metabolic profile and cardiovascular risk[Review]. Endocr J 62:1037-1048, 2015
3)長谷川奉延:低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の成因と治療.小児臨62:1779-1784, 2009
4)日本小児内分泌学会(編):小児内分泌学,改訂第2版,診断と治療社,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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