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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻13号

2016年12月発行

文献概要

特集 内分泌疾患を診きわめる 下垂体疾患 ホルモン欠乏症 【下垂体後葉機能低下症】

中枢性尿崩症

著者: 橡谷昌佳1 萩原大輔1 有馬寛1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科

ページ範囲:P.2130 - P.2133

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ポイント
●中枢性尿崩症は抗利尿ホルモンであるAVPの産生・分泌の障害により発症する.
●腎性尿崩症と心因性多飲症との鑑別が重要である.
●デスモプレシン治療においては水中毒に注意が必要である.

参考文献

1)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 間脳下垂体機能障害に関する調査研究班:バゾプレシン分泌低下症(中枢性尿崩症)の診断と治療の手引き(平成22年度改訂),2011
2)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等克服研究事業(難治性疾患克服研究事業) 間脳下垂体機能障害に関する調査研究班:中枢性尿崩症の病因,水バランスの実態,および渇感障害が生命予後に及ぼす影響の検討,2014
3)Fujisawa I:Magnetic resonance imaging of the hypothalamic-neurohypophyseal system. J Neuroendocrinol 16:297-302, 2004
4)Arima H, et al:Adipsia increases risk of death in patients with central diabetes insipidus. Endocr J 61:143-148, 2014
5)Los EL, et al:Potential of nonpeptide(ant)agonists to rescue vasopressin V2 receptor mutants for the treatment of X-linked nephrogenic diabetes insipidus. J Neuroendocrinol 22:393-399, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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