icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina53巻13号

2016年12月発行

文献概要

特集 内分泌疾患を診きわめる 甲状腺疾患 ホルモン過剰症:甲状腺中毒症 【破壊性甲状腺中毒症】

亜急性甲状腺炎

著者: 石原隆1

所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院

ページ範囲:P.2155 - P.2161

文献購入ページに移動
ポイント
●亜急性甲状腺炎は一過性の破壊性甲状腺中毒症を呈する.
●有痛性の結節を触知し,超音波検査では低エコー域を認め,99mTcO4- 甲状腺摂取率は低値である.
●未治療で改善する例からステロイド治療を要する例まで,個人差が大きいが必ず治癒する.

参考文献

1)日本甲状腺学会:亜急性甲状腺炎(急性期)の診断ガイドライン http://www.japanthyroid.jp/doctor/guideline/japanese.html#akyuu(2016年9月閲覧)
1)阿部好文,吉村 弘:亜急性甲状腺炎.稲田満夫,他(編):最新内科学大系 第13巻 甲状腺疾患,pp 225-232,中山書店,1993
2)西川光重:甲状腺炎(亜急性・無痛性・急性化膿性).中尾一和,(編):最新内分泌代謝学,pp 201-205,診断と治療社,2013
3)Ishihara T, et al:Pathological characteristics of acute exacerbation of Hashimoto' thyroiditis-serial changes in a patient with repeat episodes. Endocrinol Jpn 33:701-712, 1986
4)石原 隆:亜急性甲状腺炎・橋本病急性増悪・急性化膿性甲状腺炎.田上哲也,他(編)甲状腺疾患診療マニュアル,改訂第2版,pp 77-79,診断と治療社,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?