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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻13号

2016年12月発行

特集 内分泌疾患を診きわめる

副甲状腺疾患 ホルモン過剰症

悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症

著者: 田井宣之1 岡崎亮1

所属機関: 1帝京大学ちば総合医療センター内科(内分泌代謝)

ページ範囲:P.2188 - P.2191

文献概要

ポイント
●悪性腫瘍に伴う高Ca血症(MAH)は,入院患者での高Ca血症の原因で最も頻度が高い.
●MAHの症状は多彩かつ非特異的である.見逃さないためにはルーチンに血清Ca値をチェックすることが望ましい.
●高Ca血症性クリーゼの治療の基本は,脱水に対する補液とビスホスホネート製剤,抗RANKL抗体などの骨吸収抑制薬投与である.

参考文献

1)VanHouten JN, et al:Hypercalcemia of malignancy due to ectopic transactivation of the parathyroid hormone gene. J Clin Endocrinol Metab 91:580-583, 2006
2)Hu MI, et al:Denosumab for treatment of hypercalcemia of malignancy. J Clin Endocrinol Metab 99:3144-3152, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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