文献詳細
特集 内分泌疾患を診きわめる
副甲状腺疾患 ホルモン過剰症
文献概要
ポイント
●悪性腫瘍に伴う高Ca血症(MAH)は,入院患者での高Ca血症の原因で最も頻度が高い.
●MAHの症状は多彩かつ非特異的である.見逃さないためにはルーチンに血清Ca値をチェックすることが望ましい.
●高Ca血症性クリーゼの治療の基本は,脱水に対する補液とビスホスホネート製剤,抗RANKL抗体などの骨吸収抑制薬投与である.
●悪性腫瘍に伴う高Ca血症(MAH)は,入院患者での高Ca血症の原因で最も頻度が高い.
●MAHの症状は多彩かつ非特異的である.見逃さないためにはルーチンに血清Ca値をチェックすることが望ましい.
●高Ca血症性クリーゼの治療の基本は,脱水に対する補液とビスホスホネート製剤,抗RANKL抗体などの骨吸収抑制薬投与である.
参考文献
1)VanHouten JN, et al:Hypercalcemia of malignancy due to ectopic transactivation of the parathyroid hormone gene. J Clin Endocrinol Metab 91:580-583, 2006
2)Hu MI, et al:Denosumab for treatment of hypercalcemia of malignancy. J Clin Endocrinol Metab 99:3144-3152, 2014
掲載誌情報