文献詳細
特集 内分泌疾患を診きわめる
副腎疾患 ホルモン過剰症 【副腎髄質機能亢進症】
文献概要
ポイント
●典型例では,発作性の高血圧,頭痛,動悸などの症状を呈するが,明確な発作症状を呈さない非典型例(持続性高血圧)も多い.
●副腎や後腹膜の偶発腫瘍として発見されることがある.
●約10〜30%が悪性例であるが,生化学的・病理学的に悪性の診断がきわめて困難である.
●スクリーニング検査として,随時尿中メタネフリン分画(尿中クレアチニン補正値)を測定する.
●症状を呈する腫瘍はほとんどが径3cm以上である.
●典型例では,発作性の高血圧,頭痛,動悸などの症状を呈するが,明確な発作症状を呈さない非典型例(持続性高血圧)も多い.
●副腎や後腹膜の偶発腫瘍として発見されることがある.
●約10〜30%が悪性例であるが,生化学的・病理学的に悪性の診断がきわめて困難である.
●スクリーニング検査として,随時尿中メタネフリン分画(尿中クレアチニン補正値)を測定する.
●症状を呈する腫瘍はほとんどが径3cm以上である.
参考文献
1)成瀬光栄:厚生労働省 難治性疾患克服研究事業「褐色細胞腫の実態調査と診療指針」の作成研究班報告書,2009
2)厚生労働省 難治性疾患克服研究事業「褐色細胞腫の実態調査と診療指針の作成」研究班(編):褐色細胞腫診療指針2012, 2012
3)Eisenhofer G, et al:Biochemical diagnosis of pheochromocytoma;How to distinguish true-from false-positive test results. J Clin Endocrinol Metab 88:2656-2666, 2003
4)Eisenhofer G, et al:Unexplained symptomatic paroxysmal hypertension in pseudopheochromocytoma;A stress response disorder? Ann N Y Acad Sci 1148:469-478, 2008
掲載誌情報