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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻13号

2016年12月発行

文献概要

特集 内分泌疾患を診きわめる 副腎疾患 ホルモン過剰症 【副腎髄質機能亢進症】

褐色細胞腫・傍神経節細胞腫

著者: 田辺晶代1

所属機関: 1国立国際医療研究センター病院糖尿病内分泌代謝科

ページ範囲:P.2208 - P.2211

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ポイント
●典型例では,発作性の高血圧,頭痛,動悸などの症状を呈するが,明確な発作症状を呈さない非典型例(持続性高血圧)も多い.
●副腎や後腹膜の偶発腫瘍として発見されることがある.
●約10〜30%が悪性例であるが,生化学的・病理学的に悪性の診断がきわめて困難である.
●スクリーニング検査として,随時尿中メタネフリン分画(尿中クレアチニン補正値)を測定する.
●症状を呈する腫瘍はほとんどが径3cm以上である.

参考文献

1)成瀬光栄:厚生労働省 難治性疾患克服研究事業「褐色細胞腫の実態調査と診療指針」の作成研究班報告書,2009
2)厚生労働省 難治性疾患克服研究事業「褐色細胞腫の実態調査と診療指針の作成」研究班(編):褐色細胞腫診療指針2012, 2012
3)Eisenhofer G, et al:Biochemical diagnosis of pheochromocytoma;How to distinguish true-from false-positive test results. J Clin Endocrinol Metab 88:2656-2666, 2003
4)Eisenhofer G, et al:Unexplained symptomatic paroxysmal hypertension in pseudopheochromocytoma;A stress response disorder? Ann N Y Acad Sci 1148:469-478, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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