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特集 内分泌疾患を診きわめる 内分泌偶発腫の取り扱い
内分泌偶発腫(インシデンタローマ)の取り扱い—下垂体,甲状腺,副腎
著者: 田上哲也1
所属機関: 1京都医療センター内分泌・代謝内科
ページ範囲:P.2226 - P.2230
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●下垂体偶発腫の頻度は剖検で約10%である.大きさと機能性の有無が重要である.
●甲状腺偶発腫の頻度は超音波検査で17〜28%である.悪性かどうかが問題となる.
●副腎偶発腫の頻度はCTで1〜10%である.「悪性か,機能性か」が診断のポイントである.
●下垂体偶発腫の頻度は剖検で約10%である.大きさと機能性の有無が重要である.
●甲状腺偶発腫の頻度は超音波検査で17〜28%である.悪性かどうかが問題となる.
●副腎偶発腫の頻度はCTで1〜10%である.「悪性か,機能性か」が診断のポイントである.
参考文献
1)Snyder PJ:Incidentally discovered sellar masses(pituitary incidentalomas), UpToDate, Wolters Kluwer Health, last updated May 07, 2015
2)日本乳腺甲状腺超音波医学会 甲状腺用語診断基準委員会(編):甲状腺超音波診断ガイドブック,改訂第2版,南江堂,2012
3)日本甲状腺学会(編):甲状腺結節取扱い診療ガイドライン2013, 南江堂,2013
4)Young WF, Kobebew E:The adrenal incidentaloma, UpToDate, Wolters Kluwer Health, last updated Feb 25, 2016
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