文献詳細
特集 脳卒中はこう診る—新ガイドラインで何が変わったか
脳卒中の現状
文献概要
ポイント
●脳卒中医療は急性期・回復期・維持期の3病期に分けられ,その治療目標は,専門的治療が可能な急性期医療機関へ迅速に搬送し,脳卒中後遺症を可能な限り軽減させることである.
●さらに,急性期から回復期,維持期に至るまでの切れ目のない適切な医療・介護サービスを提供できる地域連携システムが必要であり,脳卒中地域連携クリティカルパスが作成・運用されている.
●脳卒中の早期受診行動のために,市民への啓発活動が重要となる.
●救急隊は脳卒中か否かの判定をするため,さまざまな病院前脳卒中スケールを使用している.
●tPA静注療法の地域や病院の格差改善策として,遠隔医療システムおよび病院間搬送の有効性が示されている.
●脳卒中医療は急性期・回復期・維持期の3病期に分けられ,その治療目標は,専門的治療が可能な急性期医療機関へ迅速に搬送し,脳卒中後遺症を可能な限り軽減させることである.
●さらに,急性期から回復期,維持期に至るまでの切れ目のない適切な医療・介護サービスを提供できる地域連携システムが必要であり,脳卒中地域連携クリティカルパスが作成・運用されている.
●脳卒中の早期受診行動のために,市民への啓発活動が重要となる.
●救急隊は脳卒中か否かの判定をするため,さまざまな病院前脳卒中スケールを使用している.
●tPA静注療法の地域や病院の格差改善策として,遠隔医療システムおよび病院間搬送の有効性が示されている.
参考文献
1)Akiyama H, Hasegawa Y:Knowledge of transient ischemic attack among the Japanese. J Stroke Cerebrovasc Dis 22:457-464, 2013
2)Akiyama H, Hasegawa Y:Stroke Knowledge;A nationwide, internet-based survey of 11,121 inhabitants in Japan. Intern Med 52:529-537, 2013
3)Hagiwara Y, et al:Impact of life and family background on delayed presentation to hospital in acute stroke. J Stroke Cerebrovasc Dis 23:625-629, 2014
掲載誌情報