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特集 脳卒中はこう診る—新ガイドラインで何が変わったか 脳卒中の診断
脳卒中の問診・診察
著者: 大友亮1 岩田淳1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院神経内科
ページ範囲:P.246 - P.249
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●脳卒中の問診・診察は,画像所見がない患者にとってこそ必須事項である.
●問診時には発症時刻・形式,発症時の状況・随伴症状の確認が,治療方針の決定上,必須である.
●画像診断はあくまでも補助診断であるため,専門医への紹介以前にも,局在診断の手がかりとなりうる最低限の神経学的診察は行われるべきである.
●脳卒中の問診・診察は,画像所見がない患者にとってこそ必須事項である.
●問診時には発症時刻・形式,発症時の状況・随伴症状の確認が,治療方針の決定上,必須である.
●画像診断はあくまでも補助診断であるため,専門医への紹介以前にも,局在診断の手がかりとなりうる最低限の神経学的診察は行われるべきである.
参考文献
1)McColgan P, et al:Evaluation of the clinical utility of a carotid bruit. QJM 105:1171-1177, 2012
2)荒木信夫,他:脳卒中ビジュアルテキスト(第4版),医学書院,2015
3)高嶋修太郎:意識障害.Clinical Neuroscience 31:538-539, 2013
4)岩田 誠:神経症候学を学ぶ人のために,医学書院,1994
5)Sonoo M:Abductor sign;A reliable new sign to detect unilateral non-organic paresis of the lower limb. J Neurol Neurosurg Psychiatry 75:121-125, 2004
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