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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻2号

2016年02月発行

文献概要

特集 脳卒中はこう診る—新ガイドラインで何が変わったか 脳卒中の予防治療と慢性期治療

出血性脳卒中の一次予防と二次予防

著者: 髙瀬創1 川原信隆1

所属機関: 1横浜市立大学大学院医学研究科脳神経外科学

ページ範囲:P.306 - P.309

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ポイント
●脳出血の一次予防には,高血圧の管理が特に重要である.
●ほかの発症リスク因子には,大量飲酒や喫煙習慣などがある.
●脳出血急性期には,早期の厳格な血圧管理と維持が推奨される.
●妊娠分娩に伴う脳卒中では出血性脳卒中が7割を占め,原因疾患は脳動静脈奇形(AVM)が最多である.

参考文献

1)厚生統計協会:国民衛生の動向.厚生の指標48:406-413, 2001
2)日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会(編):脳卒中治療ガイドライン2015,協和企画,2015
3)Fukuhara M, et al:Impact of lower range of prehypertension on cardiovascular events in a general population;The Hisayama study. J Hypertens 30:893-900, 2012
4)Anderson CS, et al:Rapid blood-pressure lowering in patients with acute intracerebral hemorrhage. N Engl J Med 368:2355-2365, 2013
5)Takahashi JC, et al:Pregnancy-associated intracranial hemorrhage;Results of a survey of neurosurgical institutes across Japan. J Stroke Cerebrovasc Dis 23:e65-e71, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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