文献詳細
連載 あたらしいリウマチ・膠原病診療の話・9
文献概要
ステロイド(糖質コルチコイド)臨床使用の歴史は,そのままステロイド副作用対策の歴史である.今日,副作用対策はより洗練され,必要な患者(すなわち,特定の副作用についてハイリスクであると予想される患者)に対して適切な対策を行い,ステロイド投与量を最小限に抑えることによって,ステロイド治療に関連した(非可逆的な)合併症を最小限に抑えることが可能となりつつある.それでも,非可逆的な副作用・臓器合併症は必ずしも処方医には見えない場所で起きていると想定しなければならない.やや極端だが,「プレドニゾロンのPはpoisonのP(P is for poison)」程度に思っていてもよいだろう*1.
以下,リウマチ性疾患・膠原病の治療に中等量以上のステロイド全身投与を2週間以上継続して行う場合に留意すべき副作用対策のポイントを述べる.がん化学療法におけるステロイド投与や,その他の炎症性病態に対するステロイド投与にも応用可能だが,リスク予測(特に感染症,骨粗鬆症)について異なる部分がある.網羅的ではなく,「予防可能性」に重点を置いて解説する.
以下,リウマチ性疾患・膠原病の治療に中等量以上のステロイド全身投与を2週間以上継続して行う場合に留意すべき副作用対策のポイントを述べる.がん化学療法におけるステロイド投与や,その他の炎症性病態に対するステロイド投与にも応用可能だが,リスク予測(特に感染症,骨粗鬆症)について異なる部分がある.網羅的ではなく,「予防可能性」に重点を置いて解説する.
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