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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻3号

2016年03月発行

文献概要

特集 内科医がになう骨粗鬆症—診療と生活指導の最新情報 骨粗鬆症の診断とリスク評価

骨代謝マーカー

著者: 三浦雅一1 佐藤友紀1

所属機関: 1北陸大学薬学部生命薬学講座臨床解析学分野

ページ範囲:P.452 - P.456

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ポイント
●骨代謝マーカー測定は,①治療の必要性に対する患者の理解を高めたい場合,②薬物治療を予定している場合,③治療薬の適切な選択に役立てたい場合,④骨粗鬆症の病態を評価する場合などに有用となる.
●骨代謝マーカーの反応は,治療薬(薬剤)の作用機序により異なるため,さらなる研究が重要である.
●骨粗鬆症診療において,骨代謝マーカーを用いることで服薬アドヒアランス向上が期待され,治療が有効である患者の治療からの脱落を回避できる利点を有している.

参考文献

1)三浦雅一(訳):骨代謝マーカーによる骨粗鬆症治療効果のモニタリング 骨折の二次予防および高リスク群における骨折の一時予防のためのシステマティックレビュー,ロシュダイアグノスティックス,2015
2)日本骨粗鬆症学会 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会:骨粗鬆症の予防と治療ガイドラン2015年版,pp 68-71, ライフサイエンス出版,2015
3)日本骨粗鬆症学会骨代謝マーカー検討委員会:骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイドライン2012年版.Osteoporo Jpn 20:31-55, 2012
4)Nishizawa Y, et al:Guidelines for the use of bone metabolic markers in the diagnosis and treatment of osteoporosis(2012 Edition). J Bone Miner Metab 31:1-15, 2012
5)Koivula MK, et al:Measurement of aminoterminal propeptide of type Ⅰ procollagen(PINP)in serum. Clin Biochem 4:920-927, 2012
6)Eastell R, et al:Effects of denosumab on bone turnover markers in postmenopausal osteoporosis. J Bone Miner Res 26:530-537, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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