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特集 内科医がになう骨粗鬆症—診療と生活指導の最新情報 続発性骨粗鬆症
生活習慣病関連骨粗鬆症
著者: 山本昌弘1
所属機関: 1島根大学医学部内科学講座内科学第一
ページ範囲:P.462 - P.464
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●糖尿病および高血圧症は,メタ解析により,骨折リスクの増加が示された続発性骨粗鬆症の基礎疾患である.
●チアゾリジンは,骨密度が低下し,女性において骨折リスクの増加がある.
●降圧薬の骨折リスクは,薬剤によって異なるが,骨折リスクに影響しないか,抑制的に作用すると思われる.
●スタチンは,ビスホスホネートの作用点の上流に存在するHMG-CoA還元酵素を阻害し,骨折リスクを低下する.
●糖尿病および高血圧症は,メタ解析により,骨折リスクの増加が示された続発性骨粗鬆症の基礎疾患である.
●チアゾリジンは,骨密度が低下し,女性において骨折リスクの増加がある.
●降圧薬の骨折リスクは,薬剤によって異なるが,骨折リスクに影響しないか,抑制的に作用すると思われる.
●スタチンは,ビスホスホネートの作用点の上流に存在するHMG-CoA還元酵素を阻害し,骨折リスクを低下する.
参考文献
1)Janghorbani M, et al:Systematic review of type 1 and type 2 diabetes mellitus and risk of fracture. Am J Epidemiol 166:495-505, 2007
2)骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(編):骨粗鬆症の予防と治療外ガイドライン2015年度版,ライフサイエンス出版,2015
3)Yang S, et al:Association between hypertension and fragility fracture;a longitudinal study. Osteoporos Int 25:97-103, 2014
4)Toh S, et al:Statins and fracture risk. a systematic review. Pharmacoepidemiol Drug Saf 16:627-640, 2007
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