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連載 診断力を上げる 循環器Physical Examinationのコツ・12
連続性雑音の聴きかた—連続性雑音はⅡ音をまたぐ
著者: 山崎直仁1
所属機関: 1高知大学医学部附属病院 老年病科・循環器科
ページ範囲:P.541 - P.547
文献購入ページに移動連続性雑音は図1に示すように①狭義の連続性雑音と②収縮期横断性雑音の2種類に分けられる1).①狭義の連続性雑音は収縮期─拡張期を通じて連続的に聴こえ,高圧─低圧シャントが存在するときに聴取される.②収縮期横断性雑音(transsystolic murmur)は収縮期を横断しⅡ音をまたぐが,拡張期後半には雑音は消失している.このタイプの雑音は血管に高度の狭窄病変があるときに聴取される.
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