medicina53巻4号

2016年04月発行

増刊号 内科診断の道しるべ—その症候、どう診る どう考える 全身

浮腫

著者： 藤田芳郎¹

所属機関： ¹中部ろうさい病院リウマチ・膠原病科

ページ範囲：P.41 - P.46

チェックリスト
□バイタルサインに問題はないか．
□全身性の浮腫か，局所的な浮腫か．
□見逃してはいけない疾患（アナフィラキシー，敗血症・トキシックショック症候群，特発性全身性毛細血管漏出症候群，深部静脈血栓症，壊死性筋膜炎，コンパートメント症候群）の可能性はないか．
□心不全，腎疾患，肝疾患はないか．
□甲状腺疾患はないか．
□薬剤性の可能性はないか．

参考文献

1）藤田芳郎：むくんだ患者の診かた．臨床研修プラクティス2：26-31, 2005

2）岡田正人：レジデントのためのアレルギー疾患診療マニュアル（第2版），医学書院，2014

3）Boin F, Wigley FM：Clinical features and treatment of scleroderma. KELLEY'S Textbook of Rheumatology（9th ed）, pp 1366-1402, Saunders, 2012

1）藤田芳郎，伊藤恭彦：浮腫．medicina 41：568-571, 2004

2）鍋島邦浩（編）：特集 浮腫をどう診るか．medicina 45：1950-2077, 2008

3）大山友香子，他：むくみの診かた考えかた．日本医事新報4552：71-75, 2011