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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻4号

2016年04月発行

文献概要

増刊号 内科診断の道しるべ—その症候、どう診る どう考える 腹部

腹部膨隆

著者: 福島豊実1 安藤稔1 水間美宏1

所属機関: 1神戸アドベンチスト病院消化器内科

ページ範囲:P.316 - P.321

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チェックリスト
□腹痛,嘔吐はなくバイタルは安定しているか.
□急性か慢性か.
□全体的な腹部膨隆か,局所的な腹部膨隆か.
□見逃してはいけない疾患(腸閉塞,腸管捻転,腸重積,中毒性巨大結腸症,腹部大動脈瘤解離,付属器(卵巣・卵管)の捻転)の除外.
□6つのFを念頭に診察:肥満(Fat),悪性腫瘍(Fatal tumor),腸内ガス・鼓張(Flatus),腹水(Fluid),宿便(Feces),胎児(Fetus).
□腹水の場合,肝疾患,心疾患,腎疾患,悪性腫瘍や感染はないか.

参考文献

1)安達洋祐:【視点】腸閉塞をイレウスと呼ぶのはやめよう.週刊医学界新聞 第3094号,医学書院,2014
2)日本小児救急医学会ガイドライン作成委員会:小児腸重積の診療ガイドライン,へるす出版,2012
3)長尾二郎,炭山嘉伸:S状結腸捻転症の診断と治療.外科治療91:59-62, 2004
4)Sheth SG, LaMont JT:Toxic megacolon. Lancet 351:509-513, 1998
5)循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2010年度合同研究班報告):大動脈瘤・大動脈瘤診療ガイドライン(2011年改訂版):日本循環器病学会ホームページ
6)安井良僚,河野美幸:卵巣茎捻転の診断および治療法に関する検討.日腹部救急医会誌33:941-945, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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