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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻4号

2016年04月発行

文献概要

増刊号 内科診断の道しるべ—その症候、どう診る どう考える 神経・精神

失語・失行・失認

著者: 小鹿幸生12 服部学2

所属機関: 1宏潤会大同病院総合内科 2宏潤会大同病院神経内科

ページ範囲:P.441 - P.449

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チェックリスト
□バイタルサインに問題はないか.
□症状の出現が急速か,緩徐進行性か.
□見逃してはいけない疾患(①脳梗塞,②脳出血,③静脈洞血栓症,④頭蓋内血管攣縮疾患,⑤細菌性髄膜脳炎,⑥脳膿瘍,⑦低血糖,⑧てんかんおよび類似病態)の可能性はないか.
□意識障害,運動麻痺,半側空間無視,痙攣,心房細動,頸部血管雑音などはないか.
□副腎機能,甲状腺機能など内分泌・電解質代謝障害はないか.
□薬剤性の可能性はないか.

参考文献

1)カーペンター(著),嶋井和世,出浦滋之(監訳):CORE TEXT神経解剖学,廣川書店,1999
2)Strub RL, Black FW(著),江藤文夫(訳):高次脳機能検査法─失行・失認・失語の本態と診断,医歯薬出版,2010
3)川上義和(編著):身体所見のとりかた─理論をふまえて進める効果的な診察法,文光堂,1998
4)小鹿幸生:老年痴呆の鑑別診断と治療.日内会誌93:515-520, 2004
5)Zehtabchi S, et al:Prevalence of non-convulsive seizure and other electroencephalographic abnormalities in ED patients with altered mental status. Am J Emerg Med 31:1578-1582, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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