文献詳細
文献概要
増刊号 内科診断の道しるべ—その症候、どう診る どう考える 神経・精神
せん妄
著者: 大生定義1
所属機関: 1立教大学社会学部社会学科
ページ範囲:P.457 - P.460
文献購入ページに移動チェックリスト
□発症前の患者のレベル(脳の脆弱性)はどの程度なのか.
□新たな疾患や病態が加わっていないか.
□薬物や常用嗜好品(アルコールなど)の使用あるいは離脱はないか.
□患者にとって乗り切れないストレスや環境の変化がないか.
(基本的に高齢者では,入院に際して,あらゆる疾患や苦痛・環境の変化がせん妄を生じうる.「何か変」の原因が特定されるまで,せん妄は除外できない!)
□発症前の患者のレベル(脳の脆弱性)はどの程度なのか.
□新たな疾患や病態が加わっていないか.
□薬物や常用嗜好品(アルコールなど)の使用あるいは離脱はないか.
□患者にとって乗り切れないストレスや環境の変化がないか.
(基本的に高齢者では,入院に際して,あらゆる疾患や苦痛・環境の変化がせん妄を生じうる.「何か変」の原因が特定されるまで,せん妄は除外できない!)
参考文献
1)藤澤大介,他:高齢者せん妄の機序.日老医誌51:417-421, 2014
2)粟生田友子:高齢者せん妄のケア.日老医誌51:436-444, 2014
3)日本老年医学会(編):老年医学テキスト(改訂第3版),pp 78-80,メジカルビュー社,2008
4)Inouye SK, et al:Clarifying confusion;the confusion assessment method. A new method for detection of delirium. Ann Intern Med 113:941-948, 1990
掲載誌情報