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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻5号

2016年04月発行

文献概要

特集 心電図を詠む—心に残る24症例から 不整脈

嚥下誘発性心房頻拍

著者: 大西尚昭1 中川義久1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院循環器内科

ページ範囲:P.654 - P.656

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ポイント
●巣状興奮タイプ(異所性)の心房頻拍の場合は,12誘導心電図でのP波の極性から頻拍の起源を推定することができる.
●左房起源か右房起源か,高位起源か低位起源かで大別して考えると理解しやすい.
●嚥下誘発性心房頻拍は稀な疾患ではあるが,ときおり臨床現場で認める.薬剤が無効な場合でもカテーテルアブレーションが奏功することもある.

参考文献

1)Tang CW, et al:Use of P wave configuration during atrial tachycardia to predict site of origin. J Am Coll Cardiol 26:1315-1324, 1995
2)Sakai D, Mori F:Uber Einen Fall von sog “Schlucktachykardie.” Z Gesamte Exp Med 50:106-109, 1926
3)Tada H, et al:Swallowing-induced atrial tachyarrhythmias;Prevalence, characteristics, and the results of the radiofrequency catheter ablation. PACE 30:1224-1232, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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