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文献概要
特集 心電図を詠む—心に残る24症例から 不整脈
心房頻拍(AT)
著者: 井上耕一1 田中耕史1
所属機関: 1桜橋渡辺病院心臓血管センター不整脈科
ページ範囲:P.666 - P.669
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●リズムをみる際,Ⅱ誘導はP波もQRS波も大きく記録されるため,評価に適した誘導である.
●心房頻拍(AT)のコントロールが難しい場合,治療法の選択肢にカテーテルアブレーションがある.
●ATが長期間持続したために心機能が低下し頻脈誘発性心筋症になった場合,ATを治療することで心機能の回復が見込まれる.
●リズムをみる際,Ⅱ誘導はP波もQRS波も大きく記録されるため,評価に適した誘導である.
●心房頻拍(AT)のコントロールが難しい場合,治療法の選択肢にカテーテルアブレーションがある.
●ATが長期間持続したために心機能が低下し頻脈誘発性心筋症になった場合,ATを治療することで心機能の回復が見込まれる.
参考文献
1)Kistler PM, et al:P-wave morphology in focal atrial tachycardia. J Am Coll Cardiol 48:1010-1017, 2006
2)Medi C, et al:Tachycardia-mediated cardiomyopathy secondary to focal atrial tachycardia. J Am Coll Cardiol 53:1791-1797, 2009
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