文献詳細
特集 心電図を詠む—心に残る24症例から
不整脈
文献概要
ポイント
●右脚ブロック型の比較的狭いQRS幅を有するwide QRS頻拍を見たらベラパミル感受性心室頻拍を考える.
●本頻拍は,ベラパミル5mgの静注でほぼ停止し,40mg錠 3錠 分3内服で予防効果もある.
●Ⅰ群抗不整脈薬は催不整脈作用をきたす可能性があるが,この作用を利用して頻拍の誘発に用いることがある.
●右脚ブロック型の比較的狭いQRS幅を有するwide QRS頻拍を見たらベラパミル感受性心室頻拍を考える.
●本頻拍は,ベラパミル5mgの静注でほぼ停止し,40mg錠 3錠 分3内服で予防効果もある.
●Ⅰ群抗不整脈薬は催不整脈作用をきたす可能性があるが,この作用を利用して頻拍の誘発に用いることがある.
参考文献
1)Nagai T, et al:Pilsicainide-Induced Verapamil Sensitive Idiopathic Left Ventricular tachycardia. PACE 29:549-552, 2006
掲載誌情報