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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻6号

2016年05月発行

文献概要

特集 内科救急サバイバルブック—院内救急&地域でのマネジメント 症候別 内科救急マネジメント

吐下血・血便

著者: 佐々尾航1

所属機関: 1北海道立羽幌病院内科

ページ範囲:P.785 - P.789

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ポイント
●消化管出血の頻度は年々増加しており,プライマリケアにおける初期対応を知っておく必要がある.
●上部消化管出血か下部消化管出血かの判断が,診療方針決定においてきわめて重要である.
●診断にあたって,問診により発症様式や便の性状を適切に聴取する.
●内視鏡検査は出血源検索や治療として有用だが,一般の地域病院では適応に留意する.
●リスクスコアが報告されており,内視鏡治療や専門病院への搬送の適否に用いることもできる.

参考文献

1)藤城光弘,他:非静脈瘤性上部消化管出血における内視鏡診療ガイドライン.Gastroenterol Endsc 57:1648-1666, 2015
2)Wilcox CM, et al:A prospective characterization of upper gastrointestinal hemorrhage presenting with hematochezia. Am J Gastroenterol 92:231-235, 1997
3)Rockall TA, et al:Risk assessment after acute upper gastrointestinal haemorrhage. Gut 38:316-321, 1996
4)Blatchford O, et al:A risk score to predict need for treatment for upper-gastrointestinal haemorrhage. Lancet 356:1318-1321, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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