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文献詳細

雑誌文献

medicina53巻6号

2016年05月発行

文献概要

特集 内科救急サバイバルブック—院内救急&地域でのマネジメント 症候別 内科救急マネジメント

嘔気・嘔吐

著者: 中桶了太1

所属機関: 1長崎大学病院へき地病院再生支援・教育機構

ページ範囲:P.818 - P.821

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ポイント
●突然に発症した嘔気・嘔吐であっても,入院患者では発症前の状況や服薬についてカルテ記録が役立つ.
●嘔気・嘔吐は消化管以外の原因でも発生しうるので,カルテの検査結果について見落としがないかチェックを行う.
●絞扼性イレウスでは,絞扼解除のために外科的な処置を急がなければならないので,疑わしいケースでは検査や腹部CT撮影をためらわない.
●嘔気・嘔吐の初期対応は上部消化管の減圧と,嘔吐により喪失した水分・電解質の補充を行う.
●嘔吐後に発生する誤嚥性肺炎に注意する.

参考文献

1)金城光代,他(編):ジェネラリストのための内科外来マニュアル,医学書院,2013
2)福井次矢,奈良信雄(編):内科診断学(第2版),医学書院,2008
3)日本神経学会(監):パーキンソン病治療ガイドライン2011,医学書院,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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