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書評
—巽浩一郎 監修 多田裕司 編—Q&AでよくわかるCOPD—概念・診断・治療・管理まで
著者: 山口哲生1
所属機関: 1新宿海上ビル診療所
ページ範囲:P.964 - P.964
文献購入ページに移動 本書を手に取ったら,まず監修者である巽浩一郎教授の序文を読んでいただきたい.ここにCOPDという病気を一般臨床医にしっかり理解していただきたい理由が簡潔かつ明快に述べられている.
NICEスタディによると日本人の40歳以上のCOPD有病率は8.6%であり,推定される患者数は530万人にものぼる.COPDは,すでにわが国でも死因の第10位(平成26年)に位置する疾患だが,喫煙者の多いわが国が超高齢社会に突入している現状を鑑みると,今後ますますその順位は上がっていくだろう.この疾患についての理解を深め,実臨床で患者さんに適切に対応できるようになることは,実臨床医の義務といっても過言ではない.
NICEスタディによると日本人の40歳以上のCOPD有病率は8.6%であり,推定される患者数は530万人にものぼる.COPDは,すでにわが国でも死因の第10位(平成26年)に位置する疾患だが,喫煙者の多いわが国が超高齢社会に突入している現状を鑑みると,今後ますますその順位は上がっていくだろう.この疾患についての理解を深め,実臨床で患者さんに適切に対応できるようになることは,実臨床医の義務といっても過言ではない.
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