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特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた
扉
著者: 中島淳1
所属機関: 1横浜市立大学大学院医学研究科肝胆膵消化器病学教室
ページ範囲:P.1307 - P.1307
文献購入ページに移動 超高齢社会を迎え,慢性便秘患者は増加の一途である.60歳未満では女性に多いが,60歳を超えると特に男性の数が増え,男女ともに患者数が急増する.したがって,慢性便秘は患者の大半が60歳以上であることから,内科のみならず,あらゆる診療科で診る機会のある,まさに診療科横断的疾患である.ただし,本疾患の診療において最大の責務は内科医にあることは明記しなければならない.
また,慢性便秘はひとたびその病に陥れば,コントロールすることはできても,完全には治癒しないやっかいな疾患であり,医師は患者と長期にわたって付き合っていくことになる.しかし,わが国ではOTC(over the counter)医薬品の便秘薬を容易に購入できることから,診療に対する満足度が低ければ,患者はすぐに薬局へ走ってしまう.いかにスマートに診断・治療するかが求められているのである.
また,慢性便秘はひとたびその病に陥れば,コントロールすることはできても,完全には治癒しないやっかいな疾患であり,医師は患者と長期にわたって付き合っていくことになる.しかし,わが国ではOTC(over the counter)医薬品の便秘薬を容易に購入できることから,診療に対する満足度が低ければ,患者はすぐに薬局へ走ってしまう.いかにスマートに診断・治療するかが求められているのである.
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