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特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた 慢性便秘総論
慢性便秘とは
著者: 大草敏史1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属柏病院消化器・肝臓内科
ページ範囲:P.1316 - P.1318
文献購入ページに移動●慢性便秘とは,排便回数の減少,かつ/または排便困難感を呈する疾患症候群である.
●慢性便秘の診断基準としてRomeⅢの機能性便秘の診断基準があるが,実際の臨床では過敏性腸症候群の便秘型(IBS-C)も慢性便秘として診断されている.
●慢性便秘は原因不明の機能性(原発性)と原因が特定できる2次性(続発性)とに大別される.
●機能性便秘は,従来は弛緩性・痙攣性・直腸性便秘に分けられていたが,現在は世界的に結腸通過時間正常型・結腸通過時間遅延型・便排出障害型に分類されている.
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