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特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた 慢性便秘へのアプローチ
便秘の診断に役立つ検査
著者: 水上健1
所属機関: 1国立病院機構久里浜医療センター内視鏡健診センター
ページ範囲:P.1340 - P.1343
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●生化学検査により,腫瘍,炎症,代謝・内分泌・自己免疫疾患を除外する.
●画像検査により,大腸の腫瘍,炎症,腸管外疾患が除外できる.
●腹部単純X線写真では,便秘の状態と原因が見える.
●大腸内視鏡で大腸の腫瘍,炎症や下剤による大腸黒皮症を診断できるが,便秘は検査困難の原因となる.
●生化学検査により,腫瘍,炎症,代謝・内分泌・自己免疫疾患を除外する.
●画像検査により,大腸の腫瘍,炎症,腸管外疾患が除外できる.
●腹部単純X線写真では,便秘の状態と原因が見える.
●大腸内視鏡で大腸の腫瘍,炎症や下剤による大腸黒皮症を診断できるが,便秘は検査困難の原因となる.
参考文献
1)福土 審,他:過敏性腸症候群診断フローチャート.日本消化器病学会(編):機能性消化管疾患診療ガイドライン2014-過敏性腸症候群(IBS), p 37,南江堂,2014
2)本郷道夫:過敏性腸症候群─プライマリ・ケアにおける治療的診断のすすめと新規下痢型IBS治療薬ラモセトロンの評価.診断と治療96:2001-2006, 2008
3)水上 健:鑑別診断 地雷を踏まないように.中島 淳(編):臨床医のための慢性便秘マネジメントの必須知識,pp 80-84,医薬ジャーナル社,2015
4)Anderson JC, et al:Factors predictive of difficult colonoscopy. Gastrointest Endosc 54:558-562, 2001
5)Mizukami T, et al:Classification and treatment of irritable bowel syndrome(IBS)based on colonoscopy abnormal bowel motility type and abnormal bowel morphology type. Gastroenterology 138(suppl 1):S-233, 2010
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