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特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた 慢性便秘へのアプローチ
慢性便秘の鑑別ポイント
著者: 山本貴嗣1
所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座
ページ範囲:P.1346 - P.1348
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●警告症状の問診などから,器質性便秘の可能性を念頭に置く.
●器質的疾患の除外のため,身体診察時に超音波などの検査を積極的に活用する.
●機能性便秘では食物繊維量を含む食生活についての問診を忘れず聴取する.
●慢性便秘の機序として,排便回数・量の減少と直腸排出障害の有無を判断する.
●診断が困難あるいは初期薬物治療が無効な場合は専門医へのコンサルトを考慮する.
●警告症状の問診などから,器質性便秘の可能性を念頭に置く.
●器質的疾患の除外のため,身体診察時に超音波などの検査を積極的に活用する.
●機能性便秘では食物繊維量を含む食生活についての問診を忘れず聴取する.
●慢性便秘の機序として,排便回数・量の減少と直腸排出障害の有無を判断する.
●診断が困難あるいは初期薬物治療が無効な場合は専門医へのコンサルトを考慮する.
参考文献
1)Wald A:Constipation;Advance in diagnosis and treatment. JAMA 315:185-191, 2016
2)味村俊樹:便排出障害(直腸肛門機能障害).診断と治療101:285-290, 2013
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