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特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた 慢性便秘の治療 【治療薬各論】
慢性便秘治療における漢方薬の使い方
著者: 眞部紀明1
所属機関: 1川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)
ページ範囲:P.1382 - P.1385
文献購入ページに移動●漢方薬には,便軟化作用,大腸運動亢進作用だけでなく,平滑筋の過剰収縮を抑制する作用を示す生薬がそれぞれ異なった分量で配合されており,症状や病態に応じて使い分ける必要がある.
●慢性便秘に用いる代表的な漢方薬は,その構成成分から,大黄(だいおう)が基本の薬剤群とそれ以外の2種類に分けられる
●2種類以上の漢方薬を同時に服用すると効果が重複してしまい副作用の危険性が高まるため,注意が必要である.
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