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特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた ケース別対応
認知症,Parkinson病患者の便秘
著者: 眞鍋雄太12
所属機関: 1横浜新都市脳神経外科病院内科 2横浜新都市脳神経外科病院認知症診断センター
ページ範囲:P.1415 - P.1419
文献購入ページに移動●高齢者における慢性便秘は,生理および行動面での加齢性変化が成因となる.
●認知症に伴う心理および行動障害(BPSD)が便秘の成因となりうるので,BPSDへのアセスメントが必須である.
●臨床像は異なるが,Parkinson病とLewy小体型認知症は神経病理学的に連続したLewy小体病である.
●マグネシウム製剤の連用で,Parkinson病非運動症状の増悪をきたす場合がある.
●アントラキノン系刺激性下剤の長期連用は,Lewy小体病に伴う便秘の増悪要因となる.
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