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文献概要
特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた その他の排便障害の診断・治療
便失禁の診断と治療
著者: 安部達也1 國本正雄1 鉢呂芳一1
所属機関: 1健康会くにもと病院肛門外科
ページ範囲:P.1428 - P.1431
文献購入ページに移動●便失禁の症状には,気づかずに漏れる漏出性と,トイレまで我慢できない切迫性がある.
●内肛門括約筋が障害されると漏出性が,外肛門括約筋の障害では切迫性便失禁が起きやすい.
●頻度が高いのは漏出性で,軽症例が多く生活指導や薬物療法が奏効しやすい.
●高度の会陰裂傷や直腸脱による便失禁は手術が必要なので,専門施設に紹介する.
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