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書評
—平山幹生 著—見逃し症例から学ぶ神経症状の“診”極めかた
著者: 髙橋昭1
所属機関: 1名大
ページ範囲:P.1454 - P.1454
文献購入ページに移動 「こんな本があったら」と,かねて願っていた本が出版された.勘違い,手落ち,不手際,不覚,思い込み,などさまざまな誤りは,神ならぬ人にとって避けて通れない性(さが)である.しかし,医療には,誤りは許されず,細心の注意と配慮が求められる.
誤り(誤診)の原因は,患者側にある場合と診察者側にある場合とがある.本書の序論に相当する「誤診(診断エラー)の原因と対策」の章では,原因を①無過失エラー,②システム関連エラー,③認知エラーの3種に類型化し,さらにそれらを細分した分類を引用し,本書で扱われている各症例の誤診原因をこの分類と照合させている.本序論は必読の価値がある.
誤り(誤診)の原因は,患者側にある場合と診察者側にある場合とがある.本書の序論に相当する「誤診(診断エラー)の原因と対策」の章では,原因を①無過失エラー,②システム関連エラー,③認知エラーの3種に類型化し,さらにそれらを細分した分類を引用し,本書で扱われている各症例の誤診原因をこの分類と照合させている.本序論は必読の価値がある.
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