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特集 肺炎への最新アプローチ—ジェネラリストの立場とスペシャリストの視点から 治療─総論
抗菌薬適正使用の考え方—antimicrobial stewardshipも含めて
著者: 田邊嘉也1
所属機関: 1新潟大学医歯学総合病院感染管理部
ページ範囲:P.64 - P.67
文献購入ページに移動◎耐性菌は広がり続けているが,新たな抗菌薬開発は滞っている.
◎Antimicrobial stewardship(抗菌薬の適正使用支援)の考え方が広がってきている.日本では従来のinfection control team(ICT)から派生した,より感染症治療に特化したantimicrobial stewardship team(AST)の活動の重要性が増している.
◎呼吸器感染症領域では肺炎発症の場や重症度,グラム染色所見を考慮して起炎菌の想定をしたうえで,エンピリック治療が必要なことが多く,広域抗菌薬の使用や併用療法も考慮される場面がある.
◎耐性菌抑制という面から考慮した場合,発症以前の不要な抗菌薬使用を抑制することがより重要である.
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