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特集 肺炎への最新アプローチ—ジェネラリストの立場とスペシャリストの視点から 治療─その他の治療薬や管理 【特殊な肺炎への対応】
インフルエンザ関連肺炎
著者: 川上健司1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構長崎川棚医療センター呼吸器内科
ページ範囲:P.110 - P.112
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◎インフルエンザ関連肺炎では,純粋なインフルエンザウイルス性の肺炎は少ない.
◎インフルエンザウイルスと細菌との混合感染肺炎や,インフルエンザ後に発症する二次性の細菌性肺炎が多い.
◎インフルエンザ関連肺炎は死亡につながる重要な病態である.
◎肺炎の発症リスクが高い場合には,インフルエンザ診断時に胸部X線写真の撮影を検討する.
◎インフルエンザ関連肺炎では,純粋なインフルエンザウイルス性の肺炎は少ない.
◎インフルエンザウイルスと細菌との混合感染肺炎や,インフルエンザ後に発症する二次性の細菌性肺炎が多い.
◎インフルエンザ関連肺炎は死亡につながる重要な病態である.
◎肺炎の発症リスクが高い場合には,インフルエンザ診断時に胸部X線写真の撮影を検討する.
参考文献
1)Maruyama T, et al:Outcomes and prognostic features of patients with influenza requiring hospitalization and receiving early antiviral therapy;A prospective multicenter cohort study. Chest 149:526-534, 2016
2)高柳 昇,他:インフルエンザ肺炎84例の臨床像.日呼吸会誌44:681-688, 2006
3)鈴木勇三,他:インフルエンザに混合感染した細菌性肺炎の検討.日呼吸会誌45:667-672, 2007
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