文献詳細
特集 内科医のためのクリニカル・パール3
神経
文献概要
何をもって脳卒中を疑うか,病院前でのスケールによる評価も有用である
脳卒中の病院前診断のツールとして,シンシナティ病院前脳卒中スケール(The Cincinnati Prehospital Stroke Scale:CPSS,表1),ロサンゼルス病院前脳卒中スクリーン(Los Angeles Prehospital Stroke Screen:LAPSS)などの評価法が確立している.
突然発症の片麻痺,下部顔面筋麻痺(鼻唇溝が浅くなる,口から物がこぼれるなど),構音障害では脳血管障害が疑われる.半側のしびれや感覚障害,失語,普段できる動作ができなくなるといった高次脳機能障害も脳血管障害が疑われる.
脳卒中の病院前診断のツールとして,シンシナティ病院前脳卒中スケール(The Cincinnati Prehospital Stroke Scale:CPSS,表1),ロサンゼルス病院前脳卒中スクリーン(Los Angeles Prehospital Stroke Screen:LAPSS)などの評価法が確立している.
突然発症の片麻痺,下部顔面筋麻痺(鼻唇溝が浅くなる,口から物がこぼれるなど),構音障害では脳血管障害が疑われる.半側のしびれや感覚障害,失語,普段できる動作ができなくなるといった高次脳機能障害も脳血管障害が疑われる.
参考文献
1)日本脳卒中学会 脳卒中治療ガイドライン委員会(編):脳卒中治療ガイドライン2015,協和企画,2015
2)日本脳卒中学会,日本脳神経外科学会,日本脳神経血管内治療学会:経皮経管的脳血栓回収用機器適正使用指針,第2版 http://www.jsnet.umin.jp/sozai/info-shonin/150402noukessenn_shishin.pdf(2017年5月閲覧)
3)Martin-Schild S, et al:Is the drip-and-ship approach to delivering thrombolysis for acute ischemic stroke safe? J Emerg Med 41:135-141, 2011
掲載誌情報