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特集 内科医のためのクリニカル・パール3 呼吸器
呼吸器疾患のクリニカル・パール
著者: 松瀬厚人1
所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院呼吸器内科
ページ範囲:P.1648 - P.1650
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呼吸困難はほとんどすべての呼吸器疾患で生じうる症状であり,臨床では即時の判断を求められる.
呼吸は人の生命維持機能のなかで唯一,脳幹部の中枢のみならず大脳皮質からの随意的な制御を受けるため,呼吸困難の感じ方には主観が入りやすく,個人差も大きい.したがって,客観的に呼吸困難を定義することは難しいが,「通常,無意識に行われている呼吸が,苦痛を伴って意識に昇ってきた状態」と定義される.
呼吸困難はほとんどすべての呼吸器疾患で生じうる症状であり,臨床では即時の判断を求められる.
呼吸は人の生命維持機能のなかで唯一,脳幹部の中枢のみならず大脳皮質からの随意的な制御を受けるため,呼吸困難の感じ方には主観が入りやすく,個人差も大きい.したがって,客観的に呼吸困難を定義することは難しいが,「通常,無意識に行われている呼吸が,苦痛を伴って意識に昇ってきた状態」と定義される.
参考文献
1)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会(監),「喘息予防・管理ガイドライン2015」作成委員:喘息予防・管理ガイドライン2015,協和企画,2015
2)日本呼吸器学会COPDガイドライン第4版作成委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン,第4版,メディカルレビュー,2013
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