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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻10号

2017年09月発行

文献概要

特集 内科医のためのクリニカル・パール3 アレルギー・膠原病

アレルギー診療のクリニカル・パール

著者: 川人瑠衣1 岡田正人1

所属機関: 1聖路加国際病院Immuno-Rheumatology Center

ページ範囲:P.1682 - P.1684

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食物アレルギー
 吸入抗原に対するアレルギーでは,乳幼児期から動物に曝露することで将来的にアレルギーの発症が減るという報告があった.食物アレルギーに関しても,ピーナッツだけでなくミルク,卵,小麦,魚,ゴマなどに関しても,生後3カ月で曝露を開始しても問題はなく,逆に将来的にアトピー性皮膚炎といったアレルギーが減少する可能性が報告されている.
 アレルギー検査では,従来の放射性アレルゲン吸着試験(RAST)に加え,より臨床的な特異度の高いアレルギーコンポーネントに対するRASTが使用できるようになっている.例として,アナフィラキシーの原因として遭遇することが少なくない豆乳において,大豆RASTよりも“Gly m 4”が有用な症例が認められる(表1).

参考文献

1)岡田正人:レジデントのためのアレルギー診療マニュアル,第2版,医学書院,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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