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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻10号

2017年09月発行

文献概要

特集 内科医のためのクリニカル・パール3 アレルギー・膠原病

膠原病・リウマチ診療のクリニカル・パール

著者: 金城光代1 中西研輔2

所属機関: 1沖縄県立中部病院リウマチ膠原病科 2沖縄県立北部病院内科

ページ範囲:P.1685 - P.1687

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膠原病診断の基本
 膠原病を疑うとき,①抗核抗体関連膠原病,②血管炎症候群,③脊椎関節炎などの付着部炎,④その他の膠原病,のカテゴリーに分けて考えると理解しやすい(表1).
 さらに,年齢と性別を意識して鑑別疾患を考える.同じ主訴であっても,年齢と性別によって異なる鑑別すべき疾患を整理しておくと,膠原病診断の役に立つ.例えば,慢性多関節炎が若年〜中年に発症した場合には,関節リウマチ,全身性エリテマトーデス(SLE),Sjögren症候群などの抗核抗体関連膠原病,または脊椎関節炎などを考える.高齢発症の場合は,結晶性関節炎,腫瘍随伴症候群,血管炎に伴う関節炎などが鑑別に挙がる.

参考文献

1)Firestein GS, et al:Kelly's Textbook of Rheumatology, 8th ed, WB Saunders, Philadelphia, 2008
2)Francisca S, et al:Current advances in therapies for calcium pyrophosphate crystal arthritis. Curr Opin Pheumatol 28:140-144, 2016
3)Harabuchi Y, et al:Clinical features and treatment outcomes of otitis media with antineutrophil cytoplasmic antibody(ANCA)-associated vasculitis(OMAAV);A retrospective analysis of 235 patients from a nationwide survey in Japan. Mod Rheumatol 27:87-94, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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