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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻11号

2017年10月発行

文献概要

特集 自信をもって対応する—虚血性心疾患 急性冠症候群の急性期治療

心原性ショック患者への対応

著者: 市村研三12 的場哲哉2 前原喜彦13 筒井裕之2

所属機関: 1九州大学病院救命救急センター 2九州大学病院循環器内科 3九州大学病院消化器・総合外科

ページ範囲:P.1816 - P.1818

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Point
◎ショックを早期に認知するためには,血圧値や検査結果に頼るのではなく,末梢冷感や意識レベルなどから患者の重篤感を感じ取る必要がある.
◎ショックの原因検索には,超音波検査によるRUSH examが有用である.
◎心原性ショックの原因で最も多いのは,急性心筋梗塞である.
◎心原性ショックを伴う急性心筋梗塞の治療には,再灌流療法(primary PCI)が必須である.

参考文献

1)Ueki Y, et al:Characteristics and predictors of mortality in patients with cardiovascular shock in Japan;Results from the Japanese Circulation Society Cardiovascular Shock Registry. Circ J 80:852-859, 2016
2)日本救急医学会(監),日本救急医学会専門医認定委員会(編):救急診療指針,改訂第4版,p 76,へるす出版,2011
3)Perera P, et al:The RUSH Exam;Rapid Ultrasound in SHock in the Evaluation of the Critically Ill. Emerg Med Clin North Am 28:29-56, 2010
4)Hochman JS, et al:Early revascularization in acute myocardial infarction complicated by cardiogenic shock. SHOCK Investigators. Should we emergently revascularize occluded coronaries for cardiogenic shock. N Engl J Med 341:625-634, 1999
5)De Backer D, et al:SOAP Ⅱ Investigators. SOAP Ⅱ:Comparison of dopamine and norepinephrine in the treatment of shock. N Engl J Med 362:779-789, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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