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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻12号

2017年11月発行

文献概要

特集 救急外来で役立つ!—意識障害の診かた—“あたま”と“からだ”で考える 座談会

救急外来で診る高齢者の意識障害

著者: 宮武諭1 岩田充永2 増井伸高3

所属機関: 1済生会宇都宮病院救急科 2藤田保健衛生大学病院救急総合内科 3札幌東徳州会病院救急科

ページ範囲:P.1938 - P.1944

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高齢者の意識障害は「詳細な病歴がとりにくい」「典型的な症状を呈さない」「原因が多岐にわたる」など,複数の要因により原因の鑑別が困難であることが少なくありません.また,ベースラインの脳機能が低下しているため,感染症によって容易に意識障害をきたします.したがって,脳血管障害に代表される“あたま”が原因の意識障害よりも,感染症などの“からだ”が原因のものが多い傾向があります.そこで本日は救急医の岩田先生と増井先生に,日々の救急外来での診療経験を踏まえた,高齢者の意識障害を診るコツをお話しいただければと思います.(宮武)

参考文献

1)Mendu ML, et al:Yield of diagnostic tests in evaluating syncopal episodes in older patients. Arch Intern Med 169:1299-1305, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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